
① 切花の水分補給 |
水をあげましょう。水は植物にとって最重要です。切り花はお水がなくなると枯れてしまうので器の1/3まで減る前に足してあげましょう。
特にアレンジメントのお花にお水をあげない事が多いようです。アレンジメントの場合中のスポンジ(オアシス)に比べて花の量が多いことがほとんどです。又オアシス自体が水を吸うために乾く速度も花瓶より速くなります。お水は毎日足してあげましょう。この際、お花に水がかからないようにしてください。

② お花の温度 |
涼しい所に飾りましょう。お花は水を茎から吸って葉や花びらから放出しています。温度が高い所ほどこの量が増え枯れる速度が速くなります(2乗に比例して蒸散量が増えます)。
③ お花のための空調 |
切り花は冷暖房の風が当たらない場所に飾りましょう。弱い風でもずっとあてておくことでお花が乾きやすくなり枯れやすくなります。なるべく涼しい場所に置いてあげましょう。

④ 切花の栄養剤 |
栄養剤(フラワーフード、延命剤などと呼ぶ場合もあります。)を使いましょう。室内にあるお花は光合成が行えません。つまり自分で栄養分をつくれないのです。人間で言えば何も食べない状態です。ですから栄養剤を使うことでエネルギーを補充してあげる必要があります。
花束なら真夏は2日に一回、春秋は3〜4日に一回、冬は1週間に一回ぐらいはお水を替えてあげましょう。毎回栄養剤を入れてあげるのが理想です。アレンジメントの場合は栄養剤入りの水を毎日足してあげましょう。
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⑤ 切花の切戻し |
切戻しをしましょう。切花の場合、茎にバクテリアが繁殖します。水を替えたときに下から茎を2〜3cm切りましょう。これにより茎内部に繁殖したバクテリアを除去することができ、お花がお水をスムーズに吸い上げることができます。
慣れてくると色や硬さでどこまで切るか判断できるようになってきます。水に切り花を入れたのにしおれてしまった事はありませんか?水から出して5分以上放置すると切り口が乾きます。一度乾いてしますと根と違って水を吸うことができなくなります。又茎内部に空気が貯まり水を通さなくなってしまいます。この状態で水に入れても水を吸えないので花がしおれてしまいます。1cm〜2cmぐらい切戻しをしましょう。

⑥ 鉢物の場合 |
鉢物の場合は土の表面が乾いてきたら水をたっぷりあげましょう。鉢植えの場合、水をあげているとだんだん土が硬くなったり、根が張りすぎてパンパンになります。この場合土をほぐしてあげるか植え変えましょう。
鉢の底にトレーを置いている場合は、たまった水は毎回捨てましょう。貯めておくと根が酸素を吸えずに窒息します。根は植物にとって水だけでなく栄養分や酸素も取り入れている大切な場所なのです。
室内の場合だと夏場は毎日、冬場は3〜4日に一回、春、秋は2日に一回ぐらいが水やりの目安です。ただし室内の温度、品種によります。花が終わって実がなる場合(鉢植え)、花を楽しむのであれば実を取りましょう。特に実は栄養分を必要とするので実がたくさんできると花が咲きにくくなります。鉢植えの場合どうしても土が少なく、栄養分が足らなくなったりします。

⑦ お花の気 |
お花は人の悪い気を吸い取って替わりに枯れてくれていると言われています。枯れてしまったお花を捨てるときは感謝の気持ちを忘れずに♪